2020年10月31日土曜日

うつ病の発症1回目 1

 こんにちは。うつ病歴4回のsnowcapです。

これから、私のうつ病にかかった原因、過去3回のうつ病寛解に至るまでの経緯、うつ病の治療の内容、うつ病発症中に考えていたことや実践していたことを書き綴っていきたいと思います。

うつ病の日本人の生涯有病率は約7.5%と言われています。双極性障害も含むと、9%にもあがり、約10人に1人がうつ病を経験するということになります。

うつ病は「心の風邪」と例えられます。しかし、「心の風邪」などという生易しいものではなく、患者の立場で言えば、「心のガン」のように感じます。

うつ病にかかると、うつ病のせいで、毎日「死にたい」、「消えたい」という意識にさいなまれ、集中力が持続しないために仕事が手につかず、自分に自信を失い、神経をすり減らし、ヘトヘトになってしまいます。

うつ病の詳しい症状のことはさておき、私自身のうつ病の経験に焦点をあて、このブログを書いていきたいと思います。

私とうつ病との付き合いはすでに14年になります。

2006年、永住権を取ってバラ色の人生に憧れ、移住したオーストラリアで突き当たった仕事探しの大きな壁でした。

オーストラリアは、日本のように、大卒学生が一斉に就活を行いません。新卒も中途も就活を行う人は、ネット上で掲示される求人募集にカバーレター、志望動機、経歴書の3点セットを添え、郵送するだけです。

一件簡単に聞こえますよね?

これが本当に、地獄なんです・・・。まず、返事が返ってきません。返事がないことイコール不採用なんです。何通送っても、返事が返ってこない。これには、本当に参りました😰

私が4か月で出した書類一式は300通以上。電話がかかってきたのは、わずかに5件程度😱

やっと面接までたどり着いたのは、4か月目。採用された時にはすでにうつ病にかかっていました・・・。念願のオーストラリア生活を始めるための公務員のポジションを得たのに、なぜか職場に行くと涙が止まらない。1か月毎日片道70キロの道をくたくたになりながら運転し、帰ってはただ「日本へ帰りたい」と思うようになっていました。

その頃はうつ病と気づかず、4日間の休みをムリヤリもらって、帰国して日本で診断してもらった結果が「うつ病」でした。

うつ病の厄介なのは、風邪のように、抗生物質を飲めば数日で収まるというものではないことです。特に、うつ病の進行が進んでいると、回復曲線に戻るまで何か月、何年もかかることです。

私は泣く泣くオーストラリアの仕事を諦め、わずか一か月で退職届を出し、帰国しました。




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