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2020年12月5日土曜日

うつ病の対策 うつ病中にやってみたこと 4

うつ病の発症の仕組みは、脳内にある神経伝達物質のモノアミンが減ることで引き起こされるとされています。

うつ病の薬物治療のうち、抗うつ薬は特に、脳内の神経細胞からいったん放出されたセロトニンやノルアドレナリンが、再び神経細胞に取り込まれるところを抑制し、神経細胞と神経細胞の間のセロトニンやノルアドレナリンが増えるように働くようにします。

これらの脳内物質を増やす治療は、心療内科や、精神内科で処方される薬物に頼るのが現在でも主流ですが、最近よく見かけるようになってきたのが、セロトニンなどを増やすサプリです。

例えば、Amazonで「セロトニン サプリ」で検索すると、このようものが引っかかってきます。

Yahooショッピングだと「セロトニン サプリ うつ」のキーワードでこんなかんじです。

私はもともとあまりサプリメントというものに信頼感を持っていませんでしたので、うさん臭さを感じながら眺めていたのですが、長引くうつ病に藁をもすがる思いで、こちらのサプリを買って試してみました。




普通のサプリと比較し、かなり高いですが、精神保健福祉士が監修をしているというので、多少は信頼性はあるのかな、と思って試しています。


このサプリを飲み始めて一週間くらいでうつ抜けでき、その後ずっと安定しているのですが、果たしてこのサプリの効果によるものか、あるいは、外の友人と話をしたことがうつ抜けの要因になったのか定かではありません。

ただ、自分のうつ抜けのタイミングとは重なったので、処方される抗うつ薬で上がり切らない方は、試されてみる価値はあると思います。


2020年11月29日日曜日

うつ病で処方される薬 1 抗うつ薬

 うつ病の治療は、主に抗うつ薬が使われます。

抗うつ薬は、SSRI, SNRI, 三環系、四環系、NaSSAなどに分類されます。主な薬として、以下のようなものがあります。

三環系
アモキサピン(アモキサン)
ノルトリプチリン(ノリトレン)
アミトリプチリン(トリプタノール)
トリミプラミン(スルモンチール)
イミプラミン(イミドール、トフラニール)
クロミプラミン(アナフラニール)
ドスレピン(プロチアデン)
ロフェプラミン(アンプリット)

四環系
マプロチリン(ルジオミール)
セチプチリン(テシプール)
ミアンセリン(テトラミド)

SSRI
フルボキサミン(デプロメール、ルボックス)
パロキセチン(パキシル)
セルトラリン(ジェイゾロフト)
エスシタロプラム(レクサプロ)

SNRI
ミルナシプラン(トレドミン)
デュロキセチン(サインバルタ)

NaSSA
ミルタザピン(リフレックス、レメロン)

NHKの健康チャンネルによると、抗うつ薬を使う場合、まず選択されるのがSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)、NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)です。

このページをご覧になるうつ病を患っている方なら、目にしたことのある名前の薬も多いのではないでしょうか。

私の場合は、これまで、サインバルタとリフレックスが処方されてきましたので、この2つの抗うつ薬の特徴を下記します。

1. サインバルタ

作用:脳内でセロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害することで、脳内の神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、やる気がなくなる、不安といった症状を改善します。

主な副作用:吐き気、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、腹部痛、不眠、倦怠感、食欲減退、高血糖、嘔吐、体重増加、腹部不快感、発疹、かゆみ、じんましん、接触性皮膚炎、光線過敏反応(日光による過度の日焼け、かゆみ、色素沈着)、血管浮腫、皮膚血管炎などが報告されています。

確かに、眠気、便秘、下痢には悩まされました。また、4回目のうつ病の際、食欲減退が起きたのですが、ひょっとすると、サインバルタの副作用かもしれません。

また、うつ病が回復してくると、躁転することがあるようです。これも実際に経験しているので、その際には医師に相談する方が良いと思います。

2.リフレックス

作用:脳内のノルアドレナリン・セロトニンの神経伝達を増強することにより、気分を和らげ、不安、いらいら、不眠などの症状を改善します。

主な副作用:傾眠、口渇、倦怠感、便秘、体重増加、浮動性めまい、頭痛などが報告されています。私の場合、喉の渇き、ひどい便秘に悩まされました。

うつ病の治療 抗うつ薬・抗不安剤とその薬効 抗不安剤とは

 抗うつ薬と共に、心療内科や精神科で多く出される薬が抗不安剤です。抗不安薬、精神安定剤という言葉も用いられ、むしろその方が馴染みが深いかもしれません。 抗不安剤は、不安・緊張・恐怖・焦燥などを抑えるため、内科や外科などでも処方されていますが、精神科・心療内科では、セロトニン系抗う...