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2020年11月27日金曜日

うつ病の発症4回目 16 再度の休職 6 就労移行支援施設の活用へ 4

 新型コロナウィルス(COVID-19)による影響が大きいのか、「コロナうつ」という言葉ができるほど、うつ病患者が増えたようです。

通院している心療内科は今年は例年より混んでいて、担当医はピリピリとしていますし、雨後のタケノコのごとく、リワークを謳った就労移行支援施設の広告も多く見られます。

うつ病患者を対象としたリワーク、就労移行支援施設の多くは、まずは通所する習慣をつけるところから始め、それを週2日、3日から、最終的に週5日通所できることを目指すように謳っています。

うつ病も身体障害手帳を取得することが可能なのですが、カミングアウトするか否かは、個々人によると思います。

大手のミラトレでは、身体障害手帳を持つことで、その枠で就職率を上げることを狙いとしているようですが、私が通所しているリワークセンターでは、最初の面接時、「身体障害手帳は必要ないんじゃないですか」とあっさりと言ってくれ、かえって気が楽になりました。

通所している人も疾患が軽度の人が多いようで、普通に会話のできる人が多いように思います。

うつ病回復期の後期、自宅で時間を持て余していた自分には、「通わなくてはならない場所」ができたのは、結果的に「うつ抜け」を早める効果につながったと感じています。

2020年11月25日水曜日

うつ病の発症4回目 15 再度の休職 5 就労移行支援施設の活用へ 3

 就労移行支援とは、障害者総合支援法に定められた「障害福祉サービス」のひとつであり、障がいのある方が就労に向けたトレーニングを行い、働くために必要な知識やスキルを習得し、就職後も職場に定着できるようサポートを行うことを目的としています。

従って、就労移行支援の対象者は、 統合失調症、うつ病、双極性障害、てんかん、依存症等の精神疾患はもちろんのこと、知的障害、発達障害、身体障碍者も対象になります。

個人的には、就労移行支援の分かりにくさはここにあると思っています。うつ病や双極性障害のような、軽度であれば、健常者と同じように働くことのできる方もいれば、知的障害や身体障碍者の中には、障碍者手帳抜きで雇用されることは難しい場合もあります。

ここまで、「就労移行支援施設」という言葉を使ってきましたが、施設の利用を希望する障碍者と、その利用目的が一致するのかどうかを、障碍者が居住する自治体が判断することになっています。

ここで私は自治体の担当者とちょっとぶつかったのですが、「体色も視野に入れて休職するため、就労移行支援サービスを受けたい」とヒアリング時に申したところ、「なぜ、自立訓練施設へ申請するのか」と質問が返ってきました。

就労移行支援施設やリワークと一般に通っていても、施設の登録が「自立訓練」、「就労移行支援」、「就労継続支援」、「就労定着支援」、「自立生活援助」など、様々な形態で登録されています。

通常、リワークや就労移行支援施設の職員が役所への申請に同行してくれるのですが、私の
住んでいる役所の職員はどういうわけか、施設からの職員の同席を拒み、1時間半に及ぶ面談を2回も受けることになりました。

うつ病の患者に対し、自分の書類作成の都合で延々と必要もない項目を説明する役所の職員には呆れましたが、おかげさまで、しばらくうつ病の症状が重くぶり返しました。

2020年11月24日火曜日

うつ病の発症4回目 14 再度の休職 4 傷病手当金の申請

 うつ病に関わらず、病気、怪我などで長期で休職する場合、傷病手当金の申請を行うことができます。

全国健康保険協会によると、「傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます」とあります。

私の場合、2度目のうつ病による休職で、無給となりましたので、傷病手当金の申請を行いました。

傷病手当金を受けられる条件は以下のとおりです。

1) 業務外の病気やケガで療養中であること。 
2) 療養のための労務不能であること。
3) 4日以上仕事を休んでいること。
4) 給与の支払いがないこと。

傷病手当金は、支給開始日の以前12ヵ月間の各標準報酬月額を平均した額】÷30日×(2/3) = 1日分の支給額となります。

傷病手当金は同一の傷病に対し、最大1年6か月受けることができます。

詳しくは、所属する健康保険協会のページをご確認ください。

2020年11月22日日曜日

うつ病の発症4回目 13 再度の休職 3 就労移行支援施設の活用へ 2

 就労移行支援施設へ電話で連絡をし始めて、気づいたのは、就労移行支援施設というのも、簡単にひとくくりできるものではないということです。

まず、未だに理由が分からないのですが、就労移行支援施設というのは、元来離職者対象の施設であり、離職していないと、在住する役所の認可が降りない可能性があるということです。これをきっちり説明してくれた施設と、初めから、「離職後でないと利用できませんが、見学されますか?」と聞いてきた施設の両方がありました。

後に区役所で分厚い書類を見せられましたが、利用者の側からすると、かなりわかりづらいことであり、また、区切る意味も分からず、すっきりしないものを感じました。

就労移行支援施設の中には、リワークを前面に出している施設があり、こういう施設は求職者を対象としている施設が多いようです。

また、就労移行支援施設には、医療機関が行っているもの、公的機関が行っているもの、民間企業が行っているものの3者があり、それぞれ特徴が異なります。詳しくは、実際にwebでご覧いただくか、見学されて確かめられることをお勧めします。

私は復職を目指していましたので、3番目の企業が行っている就労移行支援施設を中心に見学に行きました。

以下、主な就労移行支援施設を紹介します。

ウェルビー株式会社:精神疾患者を主に対象とした就労移行支援施設です。ここはココルポート同様、昼食を出してくれます。こじゃれた内装の施設が多いようです。はじめに、「求職者は区の決まりで受け入れしていません」と言われたので、資料請求にとどめました。

株式会社ココルポート:通所をするのにランチが含まれているのが目に止まりました。通所者の割合が精神障害が約65%と、ミラトレやリワークセンターと比較して低く、その分、自分には、プログラムに物足りなさを感じました。

ミラトレパーソルチャレンジ株式会社が運営しており、リクルート系の企業が背後についていますので、就職率の高さを自慢にしています。ここは一日のスケジュールが固定で、まるで時間割表のようにプログラムが固定されています。2年間の復職後のサポートがあることで離職率をほぼゼロに抑えていることをアピールしていますが、同時に、障碍者手帳の取得を勧めてくるので、ひょっとすると、障碍者枠での雇用で就職率を上げているのかもしれません。

リワークセンター:プログラム自由度が高く、午前中は基本的に個別訓練、午後は決まったカリキュラムという構成になっています。個別訓練は何をやっても良く、本や雑誌を読んでいても(無料タブレット貸出あり)、e-learningのプログラムが充実しています。

書き忘れましたが、就労移行支援施設には、通常、臨床心理士・公認心理士、キャリアカウンセラーなどの資格保有者がスタッフとして勤務しています。

その他にも多くの就労移行支援施設がありますので、ぜひ探してみてください。



2020年11月21日土曜日

うつ病の発症4回目 12 再度の休職 2 就労移行支援施設の活用へ 1

 うつ病で再度休職に入ったものの、体調は5割までは回復しており、体力と集中力と周囲の雑音が主要要因で復職からリタイヤしてしまったので、家でゴロゴロしているのではなく、なにかできないか、と考えるようになりました。

うつ病で休職中にできることはないか、インターネットで検索していると、
1. 図書館等で一定時間過ごしてみる
2. 家の近所を運動する
3. 疑似通勤体験をする
などが出てきましたが、どれもモチベーションが続きそうになく感じました。

そんな時、うつ病、休職の検索でヒットしたのが、就労支援施設でした。幸い、私の妻が医療関係に明るく、妻に聞くと、障碍者などが社会復帰に利用する施設とのことでした。

以下は、インターネットで拾った定義です。

「一般就労等を希望し、知識・能力の向上、実習、職場探し等を通じ、適性に 合った職場への就労等が見込まれる者(65歳未満の者)」

主なサービス内容
○ 一般就労等への移行に向けて、事業所内や企業における作業や実習、適性に合った職場探
し、就労後の職場定着のための支援
○ 通所によるサービスを原則としつつ、個別支援計画の進捗状況に応じ、職場訪問等による
サービスを組み合わせた支援。
○ 利用者ごとに、標準期間(24ヶ月)内での利用

以上、右記サイト(https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/shingikai01/pdf/5-2i.pdf)より引用。

家でテレビばかり見ている生活には戻りたくなかったので、自宅から近い就労移行支援施設へかたっぱしから電話をし、見学の予約を入れました。

2020年11月18日水曜日

うつ病の発症4回目 8 うつ病で休職中にしていたこと 3

 心療内科に通い、処方箋を出してもらって、抗うつ薬と抗不安剤を出してもらい、それ以外は自分で体を動かすか、炊事・洗濯・掃除をするかの毎日で、結構心は荒みました。

 心療内科であれ、精神科であれ、医師がうつ病の患者に対してすることは、症状を聞き、適切と思う薬を処方することですので、せいぜい面談時間は10分程度。おまけにCOVID-19の影響で、対面ではなく、隣室でパソコンの画面での診察ということで、なんだか言いたいことも言えない状況です(今のその状況が続いています)。

 抗うつ薬、抗不安剤の量は最終的に、サインバルタ 3錠、リフレックス2錠、デパス3錠まで増えました。それでも鬱々とした気持ちが晴れることはなく、「もう少し増やしてもらうことはできないか」と担当医に相談したところ、「これ以上、薬を処方することはムリです」とのこと。

 うつ病の真っ最中の人間にとっては、少しでも気持ちが明るくなって欲しい、憂鬱な気持ちから解放されたいと思うものなのですが、医者はドライです。

 この頃から、心理カウンセラーのカウンセリングを受けることを考え始めました。

2020年11月17日火曜日

うつ病の発症4回目 7 うつ病で休職中にしていたこと 2

 うつ病での休職中、動画や、映画・アニメなどを見る以外、半ばムリヤリやっていたのが、ラジオ体操とヨガです。

体を動かすことは抗うつ薬を飲むのと同等の効果が認められているそうですが、やれることからということで、ラジオ体操の第一と第二を毎朝食前にやるようになりました。これは、今も続けています。

次に、自律神経の乱れを感じていたので、ヨガを30分程度毎朝行うようにしました。ただ、ガチガチに凝った肩、首、腰などのおかげで、ヨガをやって、返って筋を痛めてしまったこともありました。

もう一つ、瞑想(マインドフルネス)も試してみました。これもうつ病に効果があるというので、やれる日にやってみたのですが、うつ病の最中は常に頭の中でネガティブなことを考えており、様々なコンプレックスや、希死念慮が渦巻きながらラジオ体操やヨガや瞑想をやるのは、かなり苦痛で、正直、効果があったのかどうか、未だに良く分かりません。

同様に、家の近所を散歩することもうつ病には良いと言われていたので、暑さの収まった時間を狙ってやってみたのですが、他同様、うつ病の時には頭の中は鬱々したことしか浮かばず、30分歩いても気が晴れることはありませんでした。

うつ病の治療 抗うつ薬・抗不安剤とその薬効 抗不安剤とは

 抗うつ薬と共に、心療内科や精神科で多く出される薬が抗不安剤です。抗不安薬、精神安定剤という言葉も用いられ、むしろその方が馴染みが深いかもしれません。 抗不安剤は、不安・緊張・恐怖・焦燥などを抑えるため、内科や外科などでも処方されていますが、精神科・心療内科では、セロトニン系抗う...