2020年11月22日日曜日

うつ病の発症4回目 13 再度の休職 3 就労移行支援施設の活用へ 2

 就労移行支援施設へ電話で連絡をし始めて、気づいたのは、就労移行支援施設というのも、簡単にひとくくりできるものではないということです。

まず、未だに理由が分からないのですが、就労移行支援施設というのは、元来離職者対象の施設であり、離職していないと、在住する役所の認可が降りない可能性があるということです。これをきっちり説明してくれた施設と、初めから、「離職後でないと利用できませんが、見学されますか?」と聞いてきた施設の両方がありました。

後に区役所で分厚い書類を見せられましたが、利用者の側からすると、かなりわかりづらいことであり、また、区切る意味も分からず、すっきりしないものを感じました。

就労移行支援施設の中には、リワークを前面に出している施設があり、こういう施設は求職者を対象としている施設が多いようです。

また、就労移行支援施設には、医療機関が行っているもの、公的機関が行っているもの、民間企業が行っているものの3者があり、それぞれ特徴が異なります。詳しくは、実際にwebでご覧いただくか、見学されて確かめられることをお勧めします。

私は復職を目指していましたので、3番目の企業が行っている就労移行支援施設を中心に見学に行きました。

以下、主な就労移行支援施設を紹介します。

ウェルビー株式会社:精神疾患者を主に対象とした就労移行支援施設です。ここはココルポート同様、昼食を出してくれます。こじゃれた内装の施設が多いようです。はじめに、「求職者は区の決まりで受け入れしていません」と言われたので、資料請求にとどめました。

株式会社ココルポート:通所をするのにランチが含まれているのが目に止まりました。通所者の割合が精神障害が約65%と、ミラトレやリワークセンターと比較して低く、その分、自分には、プログラムに物足りなさを感じました。

ミラトレパーソルチャレンジ株式会社が運営しており、リクルート系の企業が背後についていますので、就職率の高さを自慢にしています。ここは一日のスケジュールが固定で、まるで時間割表のようにプログラムが固定されています。2年間の復職後のサポートがあることで離職率をほぼゼロに抑えていることをアピールしていますが、同時に、障碍者手帳の取得を勧めてくるので、ひょっとすると、障碍者枠での雇用で就職率を上げているのかもしれません。

リワークセンター:プログラム自由度が高く、午前中は基本的に個別訓練、午後は決まったカリキュラムという構成になっています。個別訓練は何をやっても良く、本や雑誌を読んでいても(無料タブレット貸出あり)、e-learningのプログラムが充実しています。

書き忘れましたが、就労移行支援施設には、通常、臨床心理士・公認心理士、キャリアカウンセラーなどの資格保有者がスタッフとして勤務しています。

その他にも多くの就労移行支援施設がありますので、ぜひ探してみてください。



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